アスミックエースの豊島社長のご案内で
ノルウェイの森の試写を拝見した。

日比谷の東宝の試写室である。



村上春樹の原作は

映画化しないで!と思うくらい

映像化が困難な・・・

規模がという点でなく
いろんな思いが満たされるかどうかということだが・・・


見ているうちに

どんどん怪しい気分にさせられていく。


松山ケンイチくんがいい。


どんどん

若かった自分と気持が
同化していく。
自分が松山ケンイチになった気分というのも
なかなかいいもんである。


映画の中で

起こるすべてが
かつて自分に起こったデキゴトの様に思えてくる。


監督のトラン・アン・ユンの

ペースにすっかりはまった自分がある。
どんどん泣けてくる・・・
胸がキュンとなる。


苦くて懐かしい気分で

明るくなった試写室を
ちょっと気恥ずかしい感じで出た。


そのあと

義太夫の会を
国立演芸場で拝見したが
ずっと若かった自分のままでいたので
耳に入ってこなかった
鶴澤寛弥さま申し訳ありませんでした。


この映画は

国民的大ヒットにはならなくとも
人生において
きっと見ておくべき映画だと思う。


後日

兵庫県人会に参加したら
ロケ地が兵庫県の中央分だったことを知り
なんだか懐かしくなった。